人手不足の現場にロボットを導入し、働く人々の負担を軽減しようという取り組みは徐々に広がりを見せてきています。
保育現場では人の手でしかサポートできないことが多いのは事実ですが、ロボットのサポートが入る余地はたくさんあります。最近、最先端技術を駆使したロボット「ビーボくん」が登場し話題になっています。
関連動画→https://www.youtube.com/watch?v=8Qod64ou-5A
◆登園・退園の時間管理
朝登園して園児がバッチをかざすと「おはよう〇〇ちゃん」と声をかけてくれるビーボくん。園児は名前を呼んでもらって上機嫌です。ビーボくんは身長は約70cm、やさしい青色なので、子どもでも怖くありません。
その他に「今日も一緒に遊ぼうね」「今日は暑いね」など一言添えてくれます。この動作は登園・退園時間の管理と連動しています。
◆お昼寝時の寝返りや呼吸をチェック
お昼寝の時にはビーボ君が一番活躍できる時間。子どもの体にセンサーを付け、寝返りの向きや呼吸の管理をします。もちろん、異常を検知したらアラートがなります。
いままで保育士が子どもたちを数分おきに目で確認していたのですが、その手間が省け、事務処理や連絡帳記入に充てられます。
◆退園時に子どもの様子を親に伝える
退園時にバッチをかざせば「ばいばい〇〇ちゃん」と声をかけてくれます。それだけではなく、昼食のメニューやお昼寝をした時間も伝えてくれます。
これは保護者にはとても評判で、「夕食のメニューが同じにならないようにできる」「お昼寝の時間によって就寝時間を変えられて便利」という意見が出ています。
◆介護現場では掃除機ロボットが活躍中
以前より介護の現場では掃除機ロボットが活躍していると言われています。確かに広いフロアをすべて掃除機をかけるのは大変な手間。ロボット掃除機に任せておけば、その時間を使って事務作業ができます。
育児や介護の現場の人手不足は深刻。ICT(情報伝達技術)を使って働きやすい現場がもっと増えるといいですね。