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ピアノが苦手な先輩たちが伝授!歌の時間の工夫とは?

2025.05.30 |

実技試験は他の選択肢で乗り切ったけど、現場に出ると思うと「ピアノが苦手…」「歌の時間がプレッシャー」という方も多いのではないでしょうか?
実は、現場には同じような悩みを持ちながらも、“ちょっとした工夫”で子どもたちと楽しい音楽時間を過ごしている先輩たちは意外と多いものです。
ピアノに自信がなくてもできる「歌の時間の工夫」を、実践例とともにご紹介します。

 

そもそも、歌の時間は“ピアノが主役”じゃない!

「間違えずに弾かなきゃ」と思いがちですが、子どもたちにとって大切なのは「歌うこと」と「楽しむこと」。
多少のミスタッチやテンポのズレも、子どもたちは気にしていません。
まずは「完璧じゃなくてOK!」と自分に言い聞かせて、肩の力を抜きましょう。

 

ピアノが苦手な先輩保育士がしている5つの工夫

① 伴奏ではなく“メロディだけ”で乗り切る!

右手だけでメロディを弾き、左手はお休み。テンポもゆっくりでOK。とにかく「歌いやすい雰囲気をつくる」ことを意識すれば十分です。
慣れてきたら左手で簡単な和音を1拍ごとに入れてみても◎。

② 歌に合わせて“手拍子”で盛り上げる

無理にピアノを弾かなくても、手拍子やボディパーカッションだけで楽しいリズム遊びになります。
「手で太鼓のまね」「床をトントン」「ひざをポンポン」などの遊びも人気。ピアノに頼らなくても、音楽の楽しさは十分伝えられます。

③ CDや音源を上手に活用する

保育用CDやストリーミング音源を活用するのも立派な方法。子どもたちと一緒に歌ったり、動いたりすれば、自然と音楽の時間に。
ポイントは「音源任せ」ではなく、一緒に体を動かす・目を合わせることで、ちゃんと“先生と一緒に楽しんでいる”空気をつくることです。

④ 手あそび・パネルシアターを取り入れる

歌に合わせて手あそびや簡単な劇仕立ての動きを加えると、子どもたちの集中力がアップ!
「歌って・見て・動いて」参加できる時間にすることで、ピアノがなくても盛り上がります。
例)
♪おおきなくりのきのしたで → くりを出したり隠したりする紙人形
♪とんとんとんとんひげじいさん → 顔の表情を付けた指人形を使う など

⑤ 知っている歌を“アカペラで”一緒に歌う

子どもたちがよく知っている歌なら、ピアノなしのアカペラで十分楽しめます。先生の声がじかに届くので、子どもたちも自然とまねしやすくなるものです。
ピアノにとらわれず、“一緒に歌って楽しむこと”を第一に考えてみましょう。

 

先輩保育士のひとことアドバイス

「私もピアノが苦手でしたが、“子どもたちが笑ってるからOK!”と割り切ったら気が楽になりました」
(30代・保育士)
「音楽の楽しさって“技術”より“気持ち”なんだと気づきました」
(20代・新卒保育士)
「ピアノは少しずつ練習すればいい。まずは、子どもと一緒に楽しめればそれでいいんです」
(40代・主任保育士)

大切なのは「うまく演奏すること」ではなく、「一緒に楽しい時間を過ごすこと」。あなたらしいスタイルで、歌の時間に自信を持って取り組んでみてください。