育児の悩みで多いことのひとつに「習い事問題」があります。
我が子にいろいろな体験をさせてあげたいがために始めた習い事。我が子の将来を思ってのことなのに「もう行きたくない」と言われたら･･･
保護者はどうすべきなのでしょうか？育児の専門家に聞きました。
親がこんな行動を取っていないか思いおこしてみよう
●他の子どもと比較する
他の子どもと比べて「上手じゃない」「ちゃんと練習をしていないからできない」などと言っていませんか？楽しくやっていたことでも嫌いになってしまいます。
●練習しなさい、と強制している
親が強制的に押し付けていたら当然嫌いになります。
●無理やり披露させられる
ピアノなど、親族の前で無理やり披露させたりしていませんか？これが原因で急に嫌いになったという話もよく聞きます。
●他のきょうだいへの嫉妬
当人が習い事をしている間、弟や妹に親を取られた、そんな気持ちになっている子もいます。別途一対一の時間を取ることが大切です。
やめるかやめないか、とにかく子どもの様子をよく見よう
ちょっと甘えて口に出してみただけなのか、それとも本当に嫌なのか、子どもの様子をよく見て判断しましょう。これはもう無理かなと思ったら、潔くやめてOKです。
最もいけないのは親が感情的になること。「やると言ったくせに続かなかった」「宿題をやらないのなら続けさせない」などです。これでは子どもの心に傷が残ります。
人気の習い事やいくつ習っているか、予算はどれくらいなのか？
2019年のバンダイこどもアンケートレポートVol.252によると、3歳から小学生までで、習い事をしている子どもは63.4%にものぼりました。していない子どもは36.6%となっています。
★人気の習い事 上位5つ
1位 水泳 41.0%
2位 学習塾 27.0%
3位 ピアノ 24.9%
4位 英会話 22.0%
5位 習字 13.9%
いくつ習い事をしているかについては、1つが最も多く46.6%、2つが33.1%、3つが15.1%、4つ以上が5.1%。
習い事にかかる費用は、5,000円～9,999円が35.3%、10,000円～14,999円が20.4%、4,999円以下が12.9%、15,000円～19,999円が12.3%、20,000円以上が 19.2%となっています。
2021年1月24日(木)朝日新聞EduAより出典
