目指せ保育士!保育スクールパーフェクトガイド

目指せ保育士!保育スクールパーフェクトガイド menu

自分の子を連れていたのに通報された!?犬山紙子さんの夫の実体験

2019.11.01 |

ある日、新幹線の車内でぐずる我が子をあやしていたミュージシャンで漫画家の劔樹人(つるぎみきひと)さん。妻でエッセイストの犬山紙子さんと共に当時の思いを綴りました。

父と娘で新幹線に乗っていた時・・・

お盆が終わるころ、2歳の長女と一緒に新幹線に乗っていた劔さん。少しすると長女がぐずり始めてしまったとのこと。あやしてもなかなか泣き止みません。後ろの席の男性に怒鳴られたため、デッキに移動。なんとやあやし続けていました。
そうしたら次の停車駅で警察官が数人入ってきて取り囲まれ、驚いたとのことです。

「誘拐事件かも」という通報があったとのこと

警察官は「誘拐事件の可能性」と連絡があったため、とのことです。劔さんは、ぐずる自分の娘をあやしていただけなのに、子どもが泣き止まない状況から、誘拐犯と間違えられたようでした。
「男性と小さな女の子だから怪しまれたのか」とっさにこう思ったそうです。
結局駅での停車時間は長引いてしまいました。動き出した車両の中で身分証明書や保険証を提示し、降車後、妻の犬山さんに電話をかけ、やっと父親だと認めてもらい、疑いは晴れたのだそうです。

SNSに上げたのは妻の犬山さん

子連れの男性に対する社会の目の厳しさや、通報が正しかったのかどうかなど、話題になりました。
劔さんも、男性が育児をするうえで、プレッシャーがかかっているのか、ということを胸に刻んでおきたいとのこと。

男性と小さな子と2人だけというのが珍しい?

今回、母親が連れていた場合には通報はなかったかもしれません。「男性」「小さな子ども」「泣き止まない」この3点セットがあったから、怪しまれたのでしょう。
もっと男性が子連れで外に出る機会が多くなれば、怪しいと思う目線は亡くなっていくのかもしれません。
育児をするのはやっぱり母親、小さな子がぐずったら母親があやす、このような考え方事態が変わっていくといいですね。

普段から育児に関わっていたのに・・・

ふだんから育児に関わっていない父親が子どもと二人でいきなり新幹線に乗ることは難しいかもしれません。劔さんは普段から育児に積極的に関わっており、妻の犬山さんも大丈夫だろうと思って託したのでしょう。でも子供は慣れない環境にとまどったりし、ぐずることはよくあることなのです。

お揃いの服を着たり帽子をかぶったりするといい

同世代の父親からは、怪しまれないようにお揃いの服を着たり、帽子をかぶったりしている、との声も聞かれました。
また、通報はけっして誤った選択ではなく、子どもが危険にさらされているかもと感じたら、通報するのは正しいこと、とも感じているそうです。

2019年10月19日(土)朝日新聞朝刊より