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赤ちゃんには指先の感覚を使った遊びを!

2019.05.31 |

赤ちゃんは驚くべき早さで五感を発達させながら成長しています。見る、聞く、触る、匂う、味わう、どれも大切な発達要素。
その中で、触るという感覚について、詳しく見ていきましょう。

手や指先は重要な感覚刺激器官

赤ちゃんの発達にとても重要な手や指先。これは、子どもの発達にも大きく影響しています。
赤ちゃんは生まれた時から盛んに手や指を動かしたりしています。少し大きくなるとそばにある物に触れたり握ったりします。だんだん掴みやすい物を持ったりができるようになってきます。

指先の刺激は脳に発達に良い影響を与える

指先の運動は赤ちゃんの脳にやさしい刺激をたくさん与えます。それにより、脳神経の発達や心身の成長を促すと言われています。
言語や思考力、記憶力、運動能力などを操る大脳。指先の刺激はこの大脳を刺激して、発達を促すと言われています。
手指を好きに動かしたりすることで、脳は活発に動きます。赤ちゃん時代から手指を自由に動かせる環境を整えてあげたいですね。

動けない赤ちゃんでも好きに手指を動かせる環境を整える

ハイハイを始めるまで、赤ちゃんは自分で自由に動けない状態です。それまでは、抱っこされたりベビーチェアに乗ったりすることが多いでしょう。そんな状況でも目の前の物に興味を示すと赤ちゃんは手を伸ばしたりします。
大人が抱っこするときは何を触られてもつかまれてもいいような服装をすることや、アクセサリーは身に付けないことが好ましいです。
ベビーチェアやベビーカーに乗る時にも、まわりに触れるおもちゃを配置したり、括り付けたりしておくとよいでしょう。

自分で動き出した赤ちゃんには何を触られてもいいようにしておく。

ハイハイが始まり、自分で自由に動けるようになると、家中のいろいろな物を触りたがります。赤ちゃんの手が届くところには安全な物だけを置くようにしましょう。
自宅のインテリアにこだわりがある方もいるでしょう。けれども、ここは赤ちゃんの安全が第一優先。
赤ちゃんのいる家庭なのに家の中がモデルルームみたいなのは、逆に違和感のあることと思いましょう。

どうしても入っては困る場所にはベビーゲートを設置するなどの対策をしましょう。また、開けられたら困る引き出しなどはベビーストッパーなどで止めておきましょう。

売っているおもちゃだけが触る対象物ではないのが赤ちゃん

赤ちゃん用のおもちゃは赤ちゃんの手指の大きさにあっているし、興味をそそるような作りになっています。でも、時にはすぐに飽きてしまったりもします。
家の中のキッチン用品や文具、ティッシュ、小物、広用紙など、なんでも触っておもちゃにしてしまうのが赤ちゃんの特徴。「おもちゃ以外は触ったらダメ」とすると、興味の対象が触れない赤ちゃんにはストレスがたまります。
安全性を見て「おもちゃじゃないけれども、これは触ってもいいよ」ということにして、赤ちゃんの興味の芽を摘まないことが大切です。