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実技試験に自信がない人へ 実技試験のポイント

2022.01.16 |

保育士試験を受ける方の中に、「筆記試験は自信があるのですが、実技試験に全く自信を持てません」という方が一定数いらっしゃいます。
実技試験に自信がないからといって、保育士試験を受けて保育士資格を取得するには、実技試験は避けて通れません。

3つの中から2つ選べば大丈夫

実技試験は「言語表現」「音楽表現」「造形表現」の中から2つ、自分で選ぶ事になります。
絵が壊滅的に下手なら「言語表現と音楽表現」を選択。
ピアノが弾けないのなら「言語表現と造形表現」を選択。
自分の苦手なものを避けることが可能です。
ただし、3つとも保育士になると必要になりますので、試験が終わったら苦手なことにも積極的にチャレンジして苦手を克服しておきましょう。
まずは、保育士資格を取ることが最重要事項ですので、これは保育士試験が終わってから練習してかまいません。

言語表現とは

課題の本の中から1冊選び、3歳児クラスの20人子どもを想定。3分間おはなしを行います。
ただ読めば良いのではなく、声の出し方・表現の技術・幼児に対しての話し方(言葉遣い)ができているかが重要。
子どもたちが集中してお話を聞けるよう、目線や声の大きさ、テンポ、抑揚など工夫が必要です。
前もって3分間で話せるよう、内容をまとめ、練習しておきましょう。児童館などで実際に子供達を前に練習させてもらえないかお願いするのもおすすめです。

音楽表現とは

音楽表現は、課題曲を弾きます。楽譜の持ち込みはOKですが、暗譜しておきましょう。
また、ピアノと思い込みがちですが、アコースティックギターやアコーディオンでもかまいません。ただし、持ち込みになります。
目標は上手に弾くことではなく、子どもたちが楽しく歌えるように演奏すること
楽器の音にかき消されない様な大きな声で、元気に明るく笑顔で歌いましょう
間違えていなくても、暗い顔で鍵盤だけを見つめて歌うのはNGです。
また、途中で間違えても最後までやり切ることがとても重要。実際に保育の現場でも、間違えて弾いてしまうこともあるでしょう。そんな時にやり直しはできないのです。
最初の部分で間違えた場合は、試験委員にやり直しの許可をもらってやり直すことができます。

造形表現とは

当日に発表される問題文と条件を、絵にする試験です。
絵の上手い下手ではなく、保育の現場でよく使われるものを描写できるかパッと見て何をしている絵か分かるかなどを、チェックされます。
明るいけれど落ち着いた暖かみある色使い、いきいきした絵などが高評価
時間内(45分間)で色塗りまで終わらせなければならないため、保育園にあるものや、保育の情景をパッと描けるように日頃から練習しておくと良いでしょう。

実技試験は、決して「落とそう」として行われるわけではありません。
自信を持って、堂々と笑顔で頑張りましょう。