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2020年度、70市区町村で待機児童が3割減った!

2020.07.03 |

2020年度の待機児童について、朝日新聞社が主要な自治体に調査しました。4月時点の全国70市区町村で合計5230人。依然多い数字ではありますが、前年度よりも3割減りました。
しかし、待機児童の数え方を変えた自治体もあり、実態にどれだけ沿っているのかは少し疑問が残ります。

2018年以降、待機児童は減少傾向にある

全国的に待機児童が減る中、東京23区では、前年の2037人から989人と、最も減少率が高い結果となりました。

減少幅が大きかったのは兵庫県神戸市。前年度の217人から52と減りました。神戸市は市有地を活用するなどして保育園を新設し、定員を1403人分増やしました。これが大幅な減少につながったと考えられます。

最も減少が著しかった区は江戸川区。前年度の待機児童数が470人と全国最多でした。しかし今年は一転して0人。昨年以降、約800人の定員拡大をすすめました。
ただ気になるのはその数え方です。江戸川区は保護者が育児休業を延長した594人を除外したからです。

認可園に入れなかったからやむを得なく育休を延長した→「待機」ではないの?

このように、認可園に申し込みをしたけれども入れなかった結果、育児休業を延長した人の存在を忘れてはいけません。
これを「隠れ待機児童」と言い、70市区町村全体で55,941人にも及んでいます。
「待機児童0人」と表立つ数字に好印象を与えたいために、突然今年から数え方を変えたのならば、腑に落ちないと感じる人もいるのではないでしょうか。

待機児童が多かった市区町村トップ5

①埼玉県さいたま市 :387人(前年度比 -6人)
②兵庫県明石市 :365人(前年度比 -47人)
③兵庫県西宮市 :345人(前年度比 +92人)
④岡山県岡山市 :259人(前年度比 -94人)
⑤兵庫県尼崎市 :236人(前年度比 +88人)

さいたま市は今年度最も待機児童を多く抱える結果となってしまいました。前年度から1317人分の定員を増やしましたが、子育て世帯の流入非常に多く、状が常に上回る状態になっています。

また、兵庫県明石市と西宮市は、大都市圏への通勤が便利なベッドタウン。このため、常に待機児童が多い状態になっているとのことです。

依然多い保育士のニーズ

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2020年6月27日(土)朝日新聞朝刊より出典