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保育園・幼稚園での園児&保育士のマスク着用について

2022.03.05 |

保育園・幼稚園での園児&保育士のマスク着用について

コロナウィルスが猛威を振るい始めてから2年が経ちました。
2年前の今頃は、各地の幼稚園や小学校が休校していましたが、感染力は2年たっても衰えることなく。
当時は子どもたちに移る確率は低いと言われていましたが、今は保育園や幼稚園でクラスターが発生し、休園対応に追われる園が増えています。
そんな中、厚生労働省から、マスクについて留意事項が通知されました。

2歳以上はマスク着用を推奨

保育園でのクラスターが増えてきたため、可能な範囲で2歳以上はマスクの着用がのぞましいとされています。
とはいえ、幼い子どもに常時ずっとマスクを着けておくように指示するのは難しいこと
正しい着用方法を1日中続けることも、厳しいでしょう。
※2歳未満の子どもについては、マスク着用は推奨されていないので、つけないようにしてください。
国によっては、乳幼児のマスクは禁止されているところもあります。

マスク着用よりも大切なこと

マスクを着用することで、息苦しさ、嘔吐感、体調の変化が起こる子どもは多いです。
マスク着用よりも、こういった体調の変化をスルーすることの方が危険。
乳幼児のマスク着用は、窒息や熱中症になりやすい上、唇の色を見ることができないので、体調の変化に気が付きづらいです
マスク着用は無理強いせずに、子どもの性格や体調を見ながらの方が良いでしょう。
特にお昼寝時のマスク着用は危険なので、必ず外すようにしてください。
密室ではマスクをするけれど、通常はしない。特に屋外ではマスクをしない。など、状況に応じて対応していきましょう。

保育士のマスク着用について

保育園では保育士がマスク着用されていることでしょう。
しかし、保育士のマスク着用は、子どもの成長に対してリスクがあります。
子どもは口の動きを見て、言っていることを理解することが多いです。そのため、マスクをしていると、意思の疎通が取りづらくなってしまいます。
また、保育士の表情が分かりづらいため、園児たちとうまくコミュニケーションがとれないことも。
読み聞かせの声が聞き取りづらい、顔を覚えてもらえないなどの悩みも耳にします。

保育士のマスク 問題対処例

マスクで表情や口元が見えないための対処は、この2年間、各保育園で行ってきたことでしょう。
いくつかの対応例をご紹介いたします。

・透明のフェイスシールドを使う
・口元が透明になっているマスクを使う
・胸元に保育士の顔写真を貼る
・喜怒哀楽を大げさにジェスチャーや声で表現
・発声練習やアナウンサー養成講座を受け、ハキハキしゃべるように意識
・読み聞かせを録音したものを流してページのみをめくる
・読み聞かせの際、子どもの人数を減らして、声が届く位置に座ってもらう
・昼食時に子どもがうまく租借できない場合、保育士がマスクを外して対応するなど、臨機応変に保育を行う

保育士試験を受ける皆さんは、保育士がコロナ禍でどんな工夫をしているのか、ぜひ知っておいてください。
実際に保育士資格を取り、保育園で働くことになったとき、役に立つことでしょう。
今から、しゃべり方やジェスチャーの練習をしておくこともおすすめです。
これは、保育士試験の実技対策にもおすすめです。