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大人も童心に返る!カブトムシを捕まえよう!

2020.08.14 |

コロナ禍で田舎に帰ったり親戚と会ったりできず、つまらない、と嘆いている子どもも多いでしょう。
こんな中でも楽しみを見つけてみませんか?大人も小さい頃に夢中になった昆虫採集はいかがでしょうか。
ここではカブトムシの捕まえ方についてご紹介。保育士になったら子どもたちとたくさん昆虫の話してくださいね。

カブトムシは意外と人に近い場所に生息している!

京都市青少年科学センター生物領域主任主事の今邑宏樹さん曰く、カブトムシは人に近い場所に生息しているとのこと。
幼虫は、畑で堆肥など食べ、成虫は薪に使うために植林されたクヌギやコナラの樹液が好物。どんぐりがなる木、と覚えておけば分かりやすいです。
山奥ではなく、人が近くに住む里山に生息しているとのことです。

カブトムシは夜行性。昼間に樹液を出している木を見つけて目印を付けて置いて、夜か早朝に捕まえに行くといいです。

注意する点は、スズメバチなどの危険な昆虫もいるということ。長ズボンに長い靴下、作業用ゴム手袋、虫よけスプレーやかゆみ止めも忘れずに。
ヘッドライトも役に立ちます。

捕まえたら飼育してみよう!

捕まえたら、飼育ケース・腐葉土・止まり木・エサを用意します。最近は全て100円ショップで手に入るようになっています。
オスなら1匹、卵を産ませたいならオス1匹とメス2匹で飼うのがおすすめです。
霧吹きなどで水分補給も忘れずに。キューキューと可愛い声でなくのが聞けるかもしれません。

寿命は短く、ひと夏だけ。死んでしまったら標本にしてみよう

カブトムシは夏の終わりには死んでしまいます。死んでしまったら標本にするのもいいでしょう。
用意するのは、脱脂綿・密閉容器・シリカゲル・防腐剤。まず脱脂綿でカブトムシの爪をひっかけて広げ、形を整えます。
密閉容器にシリカゲルと防腐剤を入れてふたをします。2ヶ月くらいたてば完成です。標本にすれば、胴体や目などの細かい部分を観察できます。

里山では普段見られないさまざまな昆虫に出会える!

樹液や外灯付近にはさまざまな昆虫が集まります。クワガタ・コクワガタ・ゴキブリ・ムカデなど。巨大な蛾に遭遇するかもしれません。
大人も童心に返って一緒に楽しむことができます。

『カブトムシを捕まえよう!おさらい』
・ネットでカブトムシがいる雑木林を探しておく
・ドングリのなる木(クヌギやコナラ)を探す。樹液がでているとよい。
・光に集まるので、外灯のそばもよく見よう
・捕まえるのは夜か早朝、服装に気を付けて
・前日が雨で25度以上の蒸し暑い日だと高確率
・飼育して死んでしまったら標本にしよう

2020年8月8日(土)朝日新聞朝刊より出典