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祖父母の時代よりも母乳が推奨されるワケ

2019.02.22 |

生まれたばかりの赤ちゃんは母乳やミルクで必要な栄養を摂取しています。母乳には赤ちゃん必要な性要素や免疫部室が含まれており、母乳育児は推奨されています。

祖父母時代はミルク推奨だった!?

現在赤ちゃんを育てている両親の親、すなわち赤ちゃんにとって祖父母の世代に当たる方はミルク育児が推奨されていた背景があります。
理由は、昭和の初期にはお母さんの栄養状態があまり良くなかったことやミルクの方が栄養が豊富とされていたから、とも言われています。
また、粉ミルク製造会社への配慮もあったのでは、とも言われています。

赤ちゃんに最も適した西洋成分や免疫物質が含まれている母乳

母乳はお母さんの血液が変化したものです。しかしなぜ乳白色なのでしょうか?それは乳腺内で母乳が作られる際に赤血球は取り込まないためです。

母乳には赤ちゃんに必要な栄養成分がバランスよく含まれています。また、未発達な消化吸収器官にやさしい成分でできています。

出産後2,3日後に分泌される黄色がかった初乳。これは最も大切で、分泌型免疫グロブリンという赤ちゃんに必要な免疫物質が含まれています。

母乳は、人が人のために体内で作り出すもの。最も自然で適しているのです。

ホルモンの影響で母性や愛情が育まれる

赤ちゃんが母乳を吸う刺激により、お母さんにはオキシトシンというホルモンが分泌されます。最初は母乳の出が悪くてもあげているうちに出が良くなってくるのはこのホルモンのおかげ。

母性ホルモンや幸せホルモンと言われるオキシトシンは、母親としての母性や幸福感をもたらすと言われています。それにより、母子間の愛情が増し、赤ちゃんの情緒発達をささえ、人間性の土台を作るとも言われています。
母乳は単なる適した栄養素というだけではない、優れた効果があるのです。