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子どもの言葉に耳を傾けながら一緒に言葉を増やそう

2019.06.21 |

1歳から3歳の子どもは、急におしゃべりが上手になる時期。親や保育士もとてもうれしい気持ちになりますね。子どもでしか気付かない視点や表現に思わずこちらもハッとさせられる時があります。

言葉は豊かな生活経験で育まれる

乳幼児期の子どもは学習して言葉を覚えるわけではありません。日々の生活の中で色々な生活体験をして言葉を覚えていきます。
一方で子どもの生活範囲に無いものや興味の無いものには関心を示さないのも特徴です。
最初は「虫」や「魚」だけだったのが、虫の種類が言えるようになったり魚の名前が言えるようになったり。さまざまな経験をしながらいろいろな言葉を覚えていきます。

語彙の多い子どもは生活経験が豊か

大人のように勉強して言葉を学習するわけではないので、経験値がものをいう子どもの語彙。語彙が多いといろいろなメリットがあります。
例えば、自分の思っていることがなかなか表現できない子でも、なんとか少ない語彙で自分の思いを伝えられたらうれしいですし、喜びも大きいです。さらに友達に共感したり親と一緒に同じ思いを共有したりすることで、さまざまな表現力を高めていくことに繋がります。

ちょっと言葉が少ないかな・・・でも大丈夫

言葉や語彙は非常に個人差が大きく、一概に「何歳で何語程度」と言えるものではありません。また、子どもは自分の感情を言葉でうまく表現できないので、イライラが言葉に出てしまうこともしばしば。
物を投げたり泣きさけんだりは成長過程では仕方ないことです。
でも周りからたしなめられたり、お友達が泣いてしまったりを見ながら「自分が悪いことをしてしまったのかな」と感じるようになります。言葉と共に少しづつ社会性も育っています。

好きな本を繰り返し読んであげよう

いつまでも同じ本を読んでとせがむ子、また、いつも同じページばかりみてニコニコする子、親はたまには違う本を、とか、最後まで読まなければストーリーが進まないとか感じるかもしれません。
でも全く気にすることはありません。対象年齢やジャンルにこだわらないことが第一。子ども自身はそれがとても心地よいことなのです。
そんな心地よい体験は語彙を増やす事に繋がります。

親や保育士も言葉使いにちょっと気を使って・・・

子どもは親の鏡とはよく言ったものです。子どもに「きちんと挨拶をしようね」「お礼を言おうね」と言ったところで、親が見本を見せていなければ子どもも言えるようになりません。
でも親だって人間。嫌なことだってつらいことだってありますし、常に品行方正で正しい生き方をする事なんて無理です。
しかし、親の姿はいつも見られている、見本でもあると思いながら、子どもと接することをできるだけ心がけてみてはいかがでしょうか。