目指せ保育士!保育スクールパーフェクトガイド

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安倍政権下で減少した待機児童数。でも1.2万人もいる現実!

2020.09.11 |

厚生労働省が9月4日に発表した2020年春の待機児童数は12,439人とのこと。これでも、安倍政権下で半減しました。
在任中に待機児童数ゼロを掲げていましたが叶わず。加藤厚生労働省は「今年度中の待機児童ゼロは厳しい」とも語っています。

女性活躍は安倍政権下での看板政策だったが・・・

アベノミクスの看板政策のひとつだった女性活躍。待機児童を大幅に減らすべく受け皿拡大を進めていました。
しかし、園の設置基準や保育士の配置人数など、規制緩和の側面もありました。そのため、現場で働く保育士が疲弊し、離職者が増加。定員確保の足かせとなってしまっています。

隠れ待機児童数は84,850人もいる!

特定の園のみ希望しているなどの理由で、育休を延長している児童は、待機児童の定義から外れます。これを隠れ待機児童と言い、全国で84,850人もいるとのこと。前年度よりも4456人増えてしまいました。
職場と反対方向の駅だったり、きょうだいで違う園になってしまったりしたら、入園可能でもためらってしまいます。

優先順位は幼保無償化よりも保育士の待遇改善では?という声も

2015年から始まった「子ども・子育て支援新制度」政策。保育士1人が見る子どもの数を減らすなどして、保育の質を上げることを掲げていました。
しかし政府は、ひとりでも多くの子どもは保育園に入れるように設置基準の緩和を要求。
保育士の比率が認可基準を下回っても整備費や運営費の一部を補助する「企業主導型保育園」を新設しました。結果、2020年春までに待機児童はかなり減り、安倍政権発足時前より半減しています。

しかし、園の増設を急いだ結果、保育士が足りずに定員通りに子どもを受け入れられない施設が増加。審査が甘く、補助金詐欺も横行しました。

保護者からは、幼保無償化よりも保育士の待遇改善と確保が最優先課題なのでは、という声も聞かれました。

保育現場は疲弊、志だけでは続けられない保育士も

2018年度の東京都の調査では、現役保育士9379人のうち、2103人のあたる約22%が離職の意向を示しました。
理由として最も多いのが「給与が安い」次いで「仕事量が多い」だったとのこと。
日々忙殺される現場の保育士は、目指したい保育が実現せず、志があってもなかなか続けられない人が多いことがうかがえました。
玉川大学保育学の大豆生田教授は、「待機児童数ばかりが強調された結果、受け皿拡大が優先されてきた。先進国の中で日本は極めて保育士の負担が重い。新政権にはもっと手厚いサポートを期待したい」と言っています。

今から保育士の資格を取得できる!社会人向けスクール!

まだまだ待遇の改善が求められる保育士ですが、8割の人はやりがいや喜びを感じ、保育士の仕事を続けています。
社会人になってからでも保育士の資格の取得を目指せるスクールがあります。

社会人向けサンライズ保育士キャリアスクール
https://www.sunrise-school.jp/about/

コロナ禍でも求人数が絶えることがない保育士。今から挑戦してみませんか?

2020年9月5日(土)朝日新聞朝刊より出典