春の花粉症の認知症認知度は高いですが、秋の花粉症はあまり知られていないのが現状です。
秋の花粉症の原因となる草花が手が低く遠くに花粉を飛ばさないと言うことで限定的なことも理由の1つでしょう。しかし、春の花粉症がある方は秋の花粉症にもなりやすいと言うデータが出ています。
保育園では小さなお子さんは秋の花粉症の症状悪化から守るためどういった対応が必要でしょうか。
秋の花粉症の原因の植物
春の花粉症の原因は杉谷ヒノキといった高いところから花粉を飛ばす植物です。
それに比べて秋の花粉症の原因となりやすい植物は、キク科のブタクサやヨモギといった背が低く道端や公園、河川敷などに自生しているような植物です。
子供たちが間違って触ってしまったり踏んでしまったりすることでたくさん花粉を出やすい状態にあるといえます。
花粉を遠くに飛ばすわけではないので、自生している場所を避けることが予防につながります。
秋の花粉症は発見されにくい
秋はだんだんと気温が下がり過ごしやすい気候になっていきます。しかし、朝言うと日中の寒暖差が激しく体調崩しやすい時期でもあります。
空気も乾燥してくるので小さな子どもがが風邪をひきやすい時期でもあるのです。
アレルギー、花粉症の症状と風邪症状は若干似ているため、アレルギーであることに気づかれず症状が緩和されないまま長引いてしまうことがあります。
園児をしっかり観察し、気になる点は保護者に共有してアレルギー検査を進めることも視野に入れると良いでしょう。
保育園での花粉症対策
お散歩の時に頭と顔を守る
花粉が付着しやすいのは頭と顔です。メガネやマスクは小さな子供は嫌がりますが、できるだけ鼻や目に入る花粉の数を抑えられるように対応しましょう。
保護者と話し合って対策を練るのもオススメです。
帽子をかぶることで頭につく花粉は避けられます。
花粉を払って室内に入る
お散歩の後だけでなく登園時も外から室内に入る場合、室内に取り込む花粉の量を減らすために衣類についた花粉を払うようにしましょう。
保護者との協力も必要ですが、花粉が付きにくい服装を園児にさせることも花粉症の対応策として有効でしょう。
羊毛類の衣服は花粉が付着しやすいとされているためできるだけ避けたいものです。花粉が付着しにくい表面がすべすべした面や化学繊維のものを勧めてみましょう。
散歩の後はうがいを
風邪の予防にもなるため、外から帰ってきたらうがいや手洗いは必須です。
秋の花粉は粒子が細かいため粘膜にも溜まりやすく、喉に流れやすいという特徴があります。
喘息症状を起こす可能性もあるため、喉に流れた花粉を取り除くためにもうがいをするようにしましょう。
秋の花粉は遠くに飛ばないですが、背が低いため小さな園児は大人より多く花粉を吸う可能性があります。できればお散歩の際にそういった原因となる植物が自生していないコースを選ぶようにしましょう。