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赤ちゃんの歯のケア

2019.09.27 |

赤ちゃんの乳歯は7カ月頃から生え始めます。小学校高学年まで世話になる乳歯。正しいケアをして、かわいい乳歯を守ってあげたいですね。
口の中の唾液や粘膜は、全身の健康とも深い関わりがあると言われています。

 

いつから赤ちゃんはむし歯になるの?

乳歯でも当然むし歯になります。原因となる菌に感染したり、不規則な食習慣だったり、原因はさまざまです。
乳歯はいづれ生え変わるからとそのままにしていると、永久歯にも悪い影響があるので、きちんと治療しなければなりません。
むし歯は私たち大人も経験しているむし歯の症状と同様、歯が少しづつ溶けて穴が開いてきます。離乳食が終わり、大人と同じような食事をするようになる1歳頃から、むし歯は増えてきます。

ミュータンス菌とショ糖

むし歯の原因となるのは、大人の口内に存在するミュータンス菌。一緒に生活しているとどうしても何らかの理由で赤ちゃんの口の中にも移ってしまいます。
ミュータンス菌が砂糖の成分であるショ糖を利用して粘着物質を形成します。それが歯の表面に付着します。
それらが他の虫歯菌と共生して、歯垢=プラークを作ります。プラークは母乳やミルク、食物の炭水化物を発酵させ、強い酸となり、これが歯のエナメル質を溶かしてしまいます。

食後しばらくは唾液が歯のpHを一定に保つ作用=緩衝作用が働くため、エナメル質は表面が修復されます。
しかし、いつまでも口の中に食べ物がある状態が続くと歯がいつまでも強い酸に触れることになってしまい、エナメル質が溶け、むし歯になります。
ダラダラ食べが良くないと言われるのはこのため。せっかくの唾液の緩衝作用や自浄作用が働かなくなってしまいます。

乳歯はエナメル質が薄い

乳歯は永久歯に比べて、エナメル質と象牙質の厚さが半分程度しかありません。そのため、むし歯になるとすぐに歯の深部まで浸食されてしまいます。
前述の通り、唾液には緩衝作用や自浄作用があります。一般的に睡眠中は唾液の分泌が減るので、どうしても睡眠中に虫歯の原因が作られやすいことになります。
離乳食が始まると、色々な食物が口の中に入ります。でも眠るときは母乳やミルクが欠かせない赤ちゃんも多いでしょう。母乳やミルクを飲みながら眠ると、どうしてもむし歯になりやすくなります。徐々に何も口にしなくても眠れるように工夫してみましょう。

歯のお手入れは日常的に

食べカスをの除くことも大切です。しかし、いきなり口の中に歯ブラシを突っ込まれて喜ぶ赤ちゃんはいません。口の中は過敏なのでなおさら。
歯が生えたら、機嫌がいい時に歯を拭く専用のコットンで拭いてあげたり、おもちゃに似た握りやすいリング型の歯ブラシなどを持たせてあげましょう。
外出中に眠ってしまいそうだったらキシリトール配合のタブレットなどもおすすめです。

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