令和5年度前期の筆記試験まであと少し。
焦って新しい参考書で情報をインプットしたり、もう選択肢まで覚えてしまっている問題を繰り返し解いてしまったりしていませんか。
少し落ち着いて、改めて基本に戻りましょう。
一発合格できなくても次はすでに合格した科目が免除される保育士資格試験は、実は取りやすい資格なんです。
他の受験者と競争する必要がない
保育士資格試験は合格定員の定めがありません。
受験者は合格ラインさえクリアすれば保育士資格を取得することができるのです。
そのため競争率や他の受験生の様子を気にする必要がないので必要以上にプレッシャーを感じることもないでしょう。
また、例年前期が4月に筆記試験、7月に実技試験、後期が10月に筆記試験、12月に実技試験と2回実施され、令和5年度も例にもれず。
地域限定保育士資格試験が実施された場合、さらにチャンスが広がるので自分のペースで受験することができるでしょう。
1回の受験ですべて合格しなくてもよい
目指すは1回での合格ですが、保育士資格試験は「科目別合格制」。
6割以上の得点でその科目自体は合格になるため、3年間は合格科目として受験の際に免除されます。
筆記試験は9科目あるので大変に思えますが、満点を目指す必要がないこと、科目別合格制であることから、比較的取得しやすい資格ということです。
また、幼稚園教諭の免許を取得されている方は「保育の心理学」と「教育原理」と「実技試験」が、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士などの免許を取得されている方は、「社会的養護」と「子ども家庭福祉」、「社会福祉」の科目が筆記試験より免除されます。
筆記はマークシート、実技は得意分野で受験
保育士資格試験は御存知の通り筆記試験が9科目、実技試験が3分野から2分野を選択して受験します。
筆記試験は9科目と広い出題範囲ではありますが、その内容は浅く広くといったもの。
そしてマークシートの択一式の試験なので、解答しやすいのが特徴になります。
実技試験は音楽に関する技術、造形に関する技術、言語に関する技術の3分野から得意な2つの分野を選んで受験できるので、集中して対策をすれば合格しやすいでしょう。
幼稚園教諭の免許を取得されている場合は実技試験は免除になります。
いかがでしょうか。
絶対に合格するという強い気持ちは必要ですが、3年目の受験や実施が未定の地域限定保育士資格試験のように背水の陣でなければ次回にチャンスがないわけではありません。
気を楽にして受験に臨んでください。