保育士資格筆記試験もいよいよ追い込みの時期です。
この時期になると一問一答などでたくさん問題を解くことが重要になってきます。
記憶力を鍛えつつ保育士資格の勉強をしていくと良いでしょう。
今回は記憶力アップのための学習テクニックについてご紹介します。
声を出してアウトプット
音読する、黙読する、録音を聞くの中で、学習効果が高かったのが、音読する、つまり声をだしてアウトプットすることが効果的だということをカナダ・ウォータールー大学で実験結果として公表されました。
記憶を定着させやすいのはアウトプットです。
アウトプットのやり方としては、人に話したり、文章にまとめたり、SNSやブログで発信するなどの方法があります。
自分に合ったアウトプットの方法を探してみましょう。
初頭効果・親近効果
冒頭や終盤の記憶ほど鮮明で、中盤は曖昧というのが人の記憶には残りやすいです。
例えばアルファベットであれば「ABCDEFG……」と「……XYZ」の部分が覚えやすいのではないでしょうか。
また、徳川将軍であれば第1代家康と第15第慶喜が記憶に残りやすく、第8代吉宗は名前は知っているけど何をした人か覚えていない方もいるでしょう。
このように最初が記憶に残りやすいのを「初頭効果」、最後が記憶に残りやすいのを「親近効果」といいます。
特に覚えたいことは勉強時間の最初と最後にインプットすると記憶に残りやすいのです。
大量に情報を覚えられるチャンク化
大量の情報を記憶するときに、情報を小さくまとめ覚えやすくすることが「チャンク化」です。
身近な例で挙げると電話番号や郵便番号でしょうか。ハイフンでブロックが分けられていますね。
10〜11桁や7桁の数字を羅列して覚えようとするより、ハイフンで区切ったほうが見やすく覚えやすいのです。
好みのBGMを流して
脳の海馬や側頭葉に作用し、記憶・学習能力を高める神経伝達物質・ドーパミン。
そのドーパミンが脳内で分泌されるのが、好きな音楽を聴いている時なのです。
単純作業にあきやすい脳に刺激を送りつつ、記憶を定着させます。
ただし、好みの曲の中でも新しい曲や日本語の曲は避けましょう。
曲聞き取ることに意識が向いたり歌に気を取られてしまうからです。
なお、藤本氏が暗記の際にすすめている音楽は以下のとおりです。
曲名は知らないけどどこかで聴いたことがある、といった聞き慣れたクラシックが良いでしょう。
脳の記憶容量を使わないように記憶しない
不要な記憶は必要な記憶を定着させることを邪魔してしまうと言われています。
重要性が低い記憶、例えば帰宅後にやりたいことや帰りにお店で買いたいものなど、保育士試験に必要のない重要度の低い情報はスマホやメモに覚えてもらいましょう。
脳の容量を節約するために情報を取捨選択することも記憶力アップのテクニックなのです。